清輝楼日記:丹後半島宮津/天橋立の文人墨客の宿
京都府北部丹後半島・宮津/天橋立の老舗旅館清輝楼主人の徒然日記。元禄年間創業の宿は「小さなちいさな美術館」として文人墨客の作品を多数展示。歴史・まち歩き情報など丹後宮津/天橋立の魅力を紹介!
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きざはし会展2009を終えて
平成21年10月27日(火)から11月1日(日)まで開催の「きざはし会展」を無事に終わりました。多くの皆さんにお越し頂いて本当にありがとうございました。

この「きざはし会展」の意義を私はこのように考えます。

①京都北部には上質な美術館が少なく、今回展示したような作品は普段目にすることが出来ないため、地域の皆さんの文化力向上に貢献している。

②期間中、作家さんが常駐しているため気軽に作品の手法などを尋ねることができる。今回は実現出来ませんでしたが各学校の生徒さんが見学するのには打って付けだと思います。作家さんとのふれあいは将来ある子ども達には有益なことだと思います。

③平成23年には国民文化祭が京都府で開催されます。言うなれば国体(国民体育大会)の文化祭版です。この「きざはし会展」も国民文化祭の後援をいただいています。2年後の展開が楽しみです。

④清輝楼は来年、登録文化財の認可が下りる予定です。この「小さなちいさな美術館」での開催にまた一つ付加価値をつけていただきます。先日、天橋立で丹後物狂の能が復曲上演されましたが、こういった取り組みが天橋立の世界遺産登録に大きな足がかりとなります。当地の歴史的文化を背景に「きざはし会展」を開催することも、世界遺産登録への契機になると考えます。

⑤文化文政年間(約200年前)以降、宮津には京絵師が多く逗留しました。その足跡として代表的な物が智源寺(清輝楼から徒歩10分)にある20人の京絵師による天井画です。これは流派を超えた合作で大変貴重なものです。このような歴史的事実も宮津市民の間でも一部の人しか知らないのが現状です。昨年、天橋立観光協会がその事実を市民に知らしめるべく「百花繚乱展」を開催しました。智源寺の京絵師の多くが清輝楼とつながりをもった方々でした。今回の「きざはし会展」で作家さんたちが宮津に逗留するのは、そういった京絵師の踏襲であり、宮津の歴史や文化風土に根差したものなのだと思います。

上記のように仰々しく書くと構えるかも知れませんが、モノをつくる方々と交わるのは本当に楽しいです。和気あいあいと作家さんとのふれあいができる「きざはし会展」に来年も是非お越し下さいね。

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清輝楼の財産である「画帳」に一筆いただきました。画帳とは簡単にいうとサイン帳のようなものですね。近衛家の秘宝展で勉強しましたが、平安時代からすでにこのスタイルが出来ていたようです。清輝楼には江戸時代からの文人達の足跡がこの画帳に遺されていますが、今画像にあるのはその平成版です。過去の文人達には書を遺す方、顔料を使って絵を画く方、はたまた宴席での即興の歌を遺す方(吉井勇はこのタイプ)といろいろあって大変興味深いです。今回先生方は大層な画を画くことを遠慮なさっていましたが、「きざはし会」の名前の由来である天橋立の画の下に署名していただきました。欠席のお二方の署名はありませんが全員で13名の作家さんの参加でした。

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