FC2ブログ
清輝楼日記:丹後半島宮津/天橋立の文人墨客の宿
京都府北部丹後半島・宮津/天橋立の老舗旅館清輝楼主人の徒然日記。元禄年間創業の宿は「小さなちいさな美術館」として文人墨客の作品を多数展示。歴史・まち歩き情報など丹後宮津/天橋立の魅力を紹介!
プロフィール

清輝楼主人

Author:清輝楼主人



最近の記事



カテゴリー



カレンダー

09 | 2009/10 | 11
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31



月別アーカイブ



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



リンク



絞り染めワークショップ
今日は絞り染めのワークショップがありました。講師は足立昌澄先生、伊藤愛一郎先生です。

まずは染めない部分を絞りにします。と簡単に書きますが、これがなかなか大変な作業なようで皆さんデザインを決めて熱心に縫い物をされていました。
縫って絞りをつけた部分が染まらないので、そういったデザインになるのです。

P1030628.jpg

P1030623.jpg

がんばって縫い上げた生地を今度は染めます。それぞれお好きな色を調合してもらっています。決まった温度で染めないと、水で流した後に染め色が流れ落ちてしまうそうです。

P1030632.jpg

染めた後ドライヤーで乾かします。

P1030635.jpg

この後、絞りをはずしたら完成となります。とりあえず記念撮影を!みなさんがんばりました!とってもうれしそう。

P1030636.jpg

スポンサーサイト



きざはし会展 足立昌澄先生
足立昌澄(あだち まさずみ)先生(染)

1959年 神戸市に生まれる
1989年 新人染織展にて意匠賞
1990年 新人染織展にて新鮮賞
2003年 日本伝統工芸展にて日本工芸会奨励賞
      日本工芸会正会員認定
      日本工芸会正会員 京都工芸美術作家協会会員


 今回の先生の作品、何か分りますか?何と南極にペンギンがお散歩している図なのです。かわいい~ですね!「閑歩」というタイトルです。着物でよくあるのが、鶴や普通の鳥は一般的に見られますが、「鳥類がよくあるなら、ペンギンだって鳥類じゃないか」とペンギンに挑戦されたそうです。夏向きの着物ですので涼しさ倍増です。左手にある帯も対になっていてペンギンがあしらわれています。
 今回の展示会の中でもひときわ注目を集めていて、みなさんとっても熱心に鑑賞されています。中には「てっきり女性がこの作品をつくったのかと思っていたら、男性と知ってびっくり!」という方もあったそうです(笑)

 このように個性をだすという意味では、先生の創作の原点は学生時代に師事された日本画の大家、下村良之介先生(パンリアル美術協会を結成した、前衛画家)にあります。「人と違った個性を出すこと」を教えられ、現在でもその信条のもと、個性的なものを作り続けていらっしゃいます。

P1030639.jpg

P1030383.jpg


きざはし会展 佐野美幸先生
佐野美幸(さの みゆき)先生(織)

1953年 高知県に生まれる
1982年 京都インターナショナル美術専門学校卒業
      志村ふくみ氏に師事
1991年 日本伝統工芸近畿展 松下幸之助記念賞
1997年 日本伝統工芸近畿展 京都府教育委員会教育長賞 
2003年 日本伝統工芸展 文部科学大臣賞   
      銀座和光にて「うすはたの会」出品
2005年 イギリスロンドンにて「うすはたの会」出品
      日本工芸会正会員


P1030619.jpg

「赤蜻蛉」

子供の頃、今時分によく見かけた赤トンボの風景を思い起こして、この作品をつくられました。たしかに子供の頃の記憶に秋と言えば、赤トンボが群れをなして飛んでいましたね。最近はそういえばあまり見かけない気がしますがどうしてでしょう。幼き頃のノスタルジックな思い出が蘇ってきますね。

佐野先生はシマというか縦の線で表現をされることを得意とされています。特に薄い織物になると縦の線が生きてきますので、美しいですね。

P1030374.jpg

「驟雨」

驟雨とはにわか雨のこと。ちょうど秋口に清輝楼にいらして、この3階から見た宮津湾の情景を作品にされました。「橋立は しぐれて 冬の来るかな」という古歌がありますが、天気雨やにわか雨が多くなるとこのあたりは冬への誘いとなります。
そんな情景を藍の色で表現されました。藍も一種類ではなく、5段階くらいの濃淡で、濃い藍から白までを使って表現されています。

最近は若い方がこういったシックな着物を選ばれることが多くあります。特に年令を問わず白か黒の帯でモノトーンに着て欲しいとお話しされていました。

P1030621.jpg