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清輝楼日記:丹後半島宮津/天橋立の文人墨客の宿
京都府北部丹後半島・宮津/天橋立の老舗旅館清輝楼主人の徒然日記。元禄年間創業の宿は「小さなちいさな美術館」として文人墨客の作品を多数展示。歴史・まち歩き情報など丹後宮津/天橋立の魅力を紹介!
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10/27~11/4「きざはし会展」柴田良三先生
柴田良三(しばた りょうぞう)先生(磁)

1952年 京都市に生まれる
1978年 京都市立芸術大学陶磁器専攻科修了
1979年 出石磁器トリエンナーレ佳作賞
1997年 京都美術工芸展優秀賞
1999年 京都工芸美術作家協会京都府知事賞
2002年 染付公募展瀬戸染付奨励賞
2005年 現代美術展‘2005’渋谷和子・柴田良三2人展(守山市民ホール)
2005年 文化庁海外研修員(アメリカミシガン大学)
2006年 オーストラリア・アーティスト・イン・レジデンス(キャンベラ)
2008年 京都工芸ビエンナーレ招待出品
      日本工芸会正会員・京都工芸美術作家協会会員


 柴田先生にお話を伺いました。「染め付けの技法は13世紀に確立されたそのままを、現代も使っている。その古来の技法でいかに現代的に表現するかが自分の使命です。」とお話いただきました。

 作品「波うつ器」(2枚目の写真)は大変形に特徴があって目を見張ります。どのようにして制作されたかを伺うと、これは天井からハンモックで吊り下げてこのような形をつくりだすそうです。意外な技法にびっくりしました!現在このスタイルをなさるのは他にはないそうで大変珍しいそうです。アメリカやオーストラリアに留学されたときも、この技法をご披露されたとのこと。

 また染め付けの原料の「呉須(ごす)」や陶磁器の歴史も伺うと、どうやら「青」は世界的にみても宗教的に尊い色のようで、呉須の原産地である中国から、シルクロードを辿って西はイスタンブールを経由してヨーロッパへ、東は日本まで持ち込まれたとのことです。現在イスタンブールにあるブルーモスクの青さと柴田先生の作品の青さに共通するものを感じ、大変感銘を受けました。

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10/27~11/4「きざはし会展」加藤忠雄先生
加藤忠雄(かとう ただお)先生(金工)

1939年 京都市に生まれる
1964年 京都府工芸美術展出品(受賞8回・京都府買上6回)
1965年 京都市美術展出品(受賞4回・審査員4回)
1967年 日展出品(入選13回・外務省買上)
1976年 京都府より海外研修として欧州へ派遣される
1980年 日本新工芸展出品(受賞3回)
1985年 京都の現代作家15人展出品
1988年 京都府文化博物館の壁面装飾を制作
1991年 現代京都の美術・工芸展出品
1993年 日本伝統工芸展出品 近畿展出品(受賞3回)
2002年 加藤忠雄金工三代展(茨木市主催)
      日本工芸会正会員・京都工芸美術作家協会理事


 金工には大きく分けて、彫金(ちょうきん)・鍛金(たんきん)・鋳金(ちゅうきん)とありますが、加藤先生は彫金と鍛金がご専門です。
 作品「花挿彩層」(2枚目の写真の左側)は1㎜の銅板がベースですが、よく見ると丸い紋様が浮かび上がっています。これは加藤先生が独自で編み出された技法で、焼き鈍した銅板を木の切り株の上でたたくと美しい紋様が浮かび上がるというものです。白い部分は銀です。金の部分は細かい金を上からふる技法が使われています。

 作品「紅銅四方香炉」(4枚目の写真)は深く美しい紅色がでていますが、これは紅銅(こうどう)といって先生自身が名付けられました。煮込み色や炊き色とも言われています。香炉の蓋部分には打ち出した後に、「金銷(きんけし)技法」という古来からの技法が使われていて、大変美しいです。

 今回は現代的なデザインの作品が多いですが、先生は動物や昆虫、草花など自然のもの題材にしたものを得意とされています。また先生はお父様、ご子息と三代にわたって金工作家のお家柄です。東京の芸大には金工科がありますが、京都の芸大には金工科がないので、若手の育成が急務とお話されています。先生ご自身は東京にて大須賀喬先生に師事なさいました。

 先生に金工の魅力を伺うと、硬い地金を打つ、たたく、焼き鈍す、と何千回も繰り返すことによって、いつしか作品に仕上がっていくのがおもしろいとお話していただきました。

 また先生は11月17日~12月6日まで、フランス パリで「京都工芸の精華展」として展覧会をされます。(日仏交流150周年記念、京都・パリ友情盟約都市提携調印50周年記念、主催:工芸京都)それに先だって10月27日~10月31日まで京都芸術センター大広間で先行展覧会をされていましたが、忙しい合間を縫ってお越し頂きました。


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